コツも努力もいらない、フライ返し
「ほんと、私は不器用だ」と下唇をかみ、落ち込む瞬間。
オムレツ、パンケーキ、焼き魚、目玉焼き(両面焼きの場合)・・・
フライパンの上で、一度にうまくひっくり返せなかった時。
こういう柔らかいものを裏返えそうとするとどうしても、
フライ返し(ターナー)部分と、その横との境目に切れ目が入り、
返す時にねじれたり皺が寄ったりで、なかなかきれいな仕上がりにならない。
多分うまく返すコツがあるのだろう。
でも、でもよ。
フライ返しはなぜみんな、だいたい同じような縦長の形をしている?
素材や形状の差こそあれ、ほぼ縦長なのは同じ。
横に長いフライ返し
があってもいいんじゃない?
オムレツを返す時、息をとめて「せーの!」なんて気合入れなくたって、
一流料理人っぽくフライパンを持つ手首をトントンとかやらなくたって、
かなり横長で奥行もあるフライ返しを、
ただ料理の下にすっと差し込んで、そのまま押し上げれば、
均等な力でころんと裏返せるだろうに。
コツも練習もいらなくない?
不器用を棚に上げ、そんなことを思う。
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お目見えできることを願っております!
あんのでした。