働くデフレーゼ!女性目線のマーケティング

デフレ時代を賢く生きたい生活者として、長年企業で働く女性として、日々の暮らしや仕事でふと感じたり、こんなものがあればいいのに!と思ったことを綴っていきます

カサは必要な都度借りて使う。鉄道会社のお荷物をお宝に

以前、海外ブランド傘や、ちょっと洒落た傘など、少しお高い傘を使っていた時代がある。
でもそういったお気に入りの傘に限って、うっかり電車かどこかに置き忘れてそのまま失くしてしまったり、たった1~2度使っただけなのに、突風に煽られ空しく折れてしまって大ショック!
などというのが続いて、残念で、もったいなくて、傘の骨だけでなく心もちょっと折れた。

傘のさし方に考えが無さすぎるんだと家族に指摘されたけれど、濡れないように歩いている最中にそんな計算できなくて、突風や、高層ビル付近で横や斜め下から回り込んでくるような、強いビル風の前ではひとたまりもなかった。

ということで、その後はもっぱらリーズナブルな傘を使用するようになっていった。

さすがにビニール傘はほとんど使わないけれど(前が見えるからかなり便利だけれど…)、最近は割と安めの傘でも、結構しっかりしていてかつファショナブルで、かなりお得感のあるものが増え、デフレーゼとしてもうれしい。

そういう気軽に買える背景もあってか、日本の傘の年間消費量は約1億5,000万本だというから驚き!日本の人口が約1億2,700万人だから、毎年総人口以上の傘が購入されている計算になる。

案の定、電車や駅での傘の忘れ物の数も半端ない
電鉄会社たった1社でも年間数万本単位、JR東日本で年間30万本近くの傘の忘れ物があるそうで(鉄道会社全部たしたら100万本近く!?)、なのにその返却率はたった10~15%程度でしかないらしい。

しばらくの間は保管してくれるけれど、その整理や保管の労力と場所の確保は、想像するだけでもとても大変そうだし、8割以上取りにこない大量の傘は結局は捨てられてしまう
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だったら駅の改札近辺にでも「自由にどうぞ傘置き場」を設けて、そういう捨てる傘をたくさん置いておけばいいんじゃないかと、随分前から考えていた。おそらく多くの人が一度は考えそうなこと。

電車を降りたら雨。そんな時、置き場から勝手に好きな傘を持って行っていい
出先から駅に戻ってきた時、家に持って帰ったその翌日もしくは次に雨が降った日、さしてきた傘を置き場に戻し、電車内は身軽で乗る。改札内に傘を持ち込まない、これがポイント。

揺れる電車で、カバンとつり革を持ったうえさらに傘を持つのは結構邪魔だし、濡れた傘を持った満員電車ほど嫌なものはないけれど、これがなくなる。そして降りた駅でまた借りる。

以前から、貸し傘のシステムがあった所もあるようだけれど、ほとんど返却されないから結局どこもやめてしまったという。

じゃあ、返却を義務化しなければどう?

貸し傘のためにマークをつけたり、割ときれいなものを揃えるといった準備をしたり、そういった手間なことは一切せず(コストはかけず)、ブランド傘もビニ傘もそのまま玉石混合で放出。

だから良い傘はあっという間になくなってしまうかも。でもいいの。「返却しなくても別にいいよ、だってどうせ捨ててしまう80万本だもの。その手間省けてよかった。」ぐらい大らかなわけにはいきませんかね?

かといって壊れた傘ばかりのゴミ捨て場みたいにならないようにする必要はあるから、置き場には改札同様のゲートがあり、防犯カメラと、定期や記名式ICカードで、ピッと出入りを記録する。(だからそれを持っていない人は無料でも借りられない仕組み)

こういったことを一部の駅の好意ではなく全駅で徹底して実施していったら、基本的に"自分の傘"は必要なくなり、傘というものは、"必要な都度借りて使うもの"、 "傘シェアリング"という概念に変わる。さらに推し進めていけば、邪魔なお荷物だった忘れ傘が鉄道会社の新たな収入源に昇華できそう(商品仕入れコスト不要だものね)。

まあ、昔の自分のようにお気に入りの洒落た傘にこだわる人は利用しないでしょうし、駅売店やコンビニは大反対するでしょうけれどね!

あんのでした。