嫌でも聞こえてくる情報で、株でも買ったらインサイダーになるんでしたっけ?
ランチのために昼に行くと、スーツ姿の男性ひとり客でいっぱい。その多くがノートPCに向かっている。メールやスケジュールをチェックしてる人。プレゼン資料みたいなものを作ってる人。
それに、Excel表を指しながら小声で話している二人組や、統計情報みたいな図表を一緒に見た後、分業でもくもくと資料を作ってる三人組もいる。
あと…じゃらんとか、動画見てる人も。これはまあ仕事ではなさそうね。
昼時なのに、私みたいにサンドイッチとか何か食べている人は少ない。皆、コーヒー1杯で長時間いる。(昼休みに私が入った時すでにいて、出るときにまだいる)
カフェはもうほとんどサテライトオフィスか、シェアオフィス状態だ。これでは利益率悪いんじゃないかなー。なんて少しカフェの心配してしまう。
席で電話している人も複数いる。この通話がまた長いし声が大きくて、これはちょっと迷惑。本当に自分のオフィスと勘違いでもしているのでは?と思うほど。
ずーっと大声で話しているから、この人は何に関する仕事なのかおおよそ検討がついてしまう。
あっちの人はとぎれとぎれだけど、聞こえてくる単語がリップルとかコインチェックとか。仮想通貨関係の仕事か投資家か。
ひゃぁー、こっちじゃ会社の定款を変えるとかで開示や公告準備の話。いいの?こんなド公共の場で。「×月決算だから」とか「×役員が」とか言ってるし、もっとちゃんとずーっと聞き耳たて続けていけば、どこの会社かわかっちゃうかも!?
すぐ近くから嫌でも聞こえてきちゃう情報で、株でも買ったらインサイダーになるんでしたっけ?と、ふと考えてしまうほど。(まあそれで儲かるほどそんな甘くはないでしょうが)
働き方改革とかノマドワーカー(死語?)のため、いくらPCやクラウドやネットなどの情報セキュリティをしっかり構築・整備したところで、ふつーに、目や耳からの思い切りアナログな情報漏洩については、各企業は意外と無頓着かもしれない。
この程度のこと別に秘密でも何でもない、と本人は考えているのかもしれないけれど、企業(経営)の立場や、その仕事を発注している側からすれば、とんでもない状況かもしれないですもの、お気をつけくださいませ。
あんのでした。