仕事帰り21時半のスーパー。レジ待ち行列なんて、揚げ物惣菜ばかりなんて、僕は嫌だ!
一人暮らしや働く女性が増えて、惣菜の重要性はどんどん高まっているのに、このビジネスチャンスを真正面からとらえようとしているスーパーがどれほどあるのだろう。
少なくとも自分の街の駅近スーパーにその気概は見当たらない。
帰宅前に立ち寄るスーパー。閉店時間が遅くなってくれたのは大歓迎。以前は20時や21時に閉店する店ばかりでお手上げだった。(最近いくら働き方改革とはいえ、毎日定時であがれるようなところがどれほどあるのか…)
でも、遅く帰って全て一から作るとなると、食べる時間はさらに遅くなるし、すでにお腹がペコペコだから、やはりすぐに食べられるものは正直助かる。
だから、以前も書いたようにカット野菜のパックは本当に重宝している。
⇒(17.6/4) 業務用食品機械を、自分で操作する付加価値サービス
でも惣菜は、売れ残りで値引きされているものの揚げ物ばかり。
少し時間が経った肉や野菜。見た目が少し落ちたり悪くなりきる前に揚げてしまおうとか、夜立ち寄るのは男性の一人暮らしでビールの友に揚げ物食べるだろうとか、
そういう思い込みや、閉店までに売り切りたい店側の理論だけが勝っていない?
また揚げ物でなくても、惣菜1品の量が多すぎる傾向も。これも売り切りたいから「大盛りサービスだ!」ぐらいに思ってない?
この時間帯に買う主流層は、小さい子供がいる3~4人家族というよりも、仕事帰りの1~2人暮らし、もしくは家族はすでに夕食を済ませ遅い帰宅の自分だけ、みたいな人が多いと思われる。
確かにおいしいのだけれど、遅い時間に揚げ物という二重の罪悪感に、量が多いからおかず1種類だけという栄養バランス偏り的な罪悪感、または、食べきれず捨てるかもという罪悪感が上乗せされ、購入に際し心理的なハードルが上がる。
店側が、ちょっとだけ手間暇かけてパッケージし直すだけで、少し違うと思うの。
揚げ物少し・野菜少し・煮物やあえ物少しの惣菜パック、くだもの1個つきでいくら。みたいに、余ったもの複数種類少量ずつ、様々な組み合わせで出す。(お弁当じゃないから、ご飯はいらない)
さらに1歩進んで、惣菜の栄養素の組み合わせによって症状別に、例えば「お疲れ」「飲みすぎ」「野菜不足」「肌乾燥気味」「頭脳勝負」とかのネーミングつけた惣菜なら、付加価値さえ生み出せるかもしれない。
例えば「飲みすぎ」惣菜パック⇒大根と豆腐の煮物少量、キャベツのマリネ(オリーブオイル利用)少量、ブロッコリー2~3房。あとトリカラ1個ね(アルコールに揚げ物は本来NGだけど物足りないだろうから)、それにお湯を注ぐシジミ味噌汁つき。
余りものだから、日によって食材は違うけれど、アルコールを分解し肝臓にいい食材の惣菜を多く組み合わせそれを主張することで、お酒を飲む時(飲んだ時)はここで買う、という習慣を作り出すとかね、いろいろな工夫で攻めたらいいのに・・・
夜はレジの本数を極端に絞っているため、21時半でも10人位のレジ待ち行列に並ばされてイライラしている客本人として、スーパーは注力する方向性がちょっと違う気がする。(閉店に向け片づけしている店員は多くいたから人手不足とは言わせない)
スーパーができないなら、夜開いているコンビニでもドラッグストアでもいい。
コンビニは多分そういう方向で色々とトライしているし、ドラッグストアの勢いは最近あなどれない(これはまた後日書きたい)から、スーパーも正念場じゃないかな?
あんのでした。