投資や銘柄選びは、衛星画像で決める時代がきた。AI解析でいろいろわかっちゃう
アクセルスペース社(日本企業です)が、いよいよ来年から衛星画像の販売を始めるとの日経記事。これら衛星画像をAIで解析して経済関連の変動データを割り出すことができる。
例えば、世界中の石油タンクの衛星画像から何がわかるのか?
石油タンクのフタ(屋根)は浮いた状態のため、残量によって位置が上下するのだそう。だから衛星写真でフタの影幅から残量解析、貯蔵量を把握することで石油価格変動が予測できる、というわけ。
その他にも農地の状態から収穫高を予測したり、スーパーの駐車場の車数の変動を分析してスーパー運営事業者の業績を予測するとか、そういうことに使えるらしい。
もちろん投資だけでなく、地方自治体が都市開発や防災などにも生かせる。
衛星+AI解析…スケールも技術もすごい!けれど、元データ入手の発想は意外とアナログで、去年書いた素人考えと発想自体はそう変わらないかも…などと思ってしまった。
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(その素人考え)真上から写真を撮り、頭(髪)の色分析をすることで、プライバシーを侵害せずにその集団の年齢推測できるかも?と考えた話
1枚の写真の「色」から、年齢層がわかる!? - 働くサラリーウーマンあんの
つまり、東京ディズニーリゾートの巨大駐車場を衛星写真で解析すれば、オリエンタルランドの業績や株価の予想がたつとかそういうことですよね。
それなら、全国の道路上の輸送トラック数の変化で物流傾向を予測したり、
全国の選挙演説に集まった聴衆数とその動きを把握することで選挙の行方を占ったり、
ちょっと考えただけでもいろいろ思い浮かぶから、それはもう今後どんどん様々なことに使われていくことでしょう。
アクセルスペースに出資しているのは三井物産やスカパーJSAT。石油とか商品先物とかよくわからない個人としては、とりあえずスカパーの株でも買っておく!?
でも、もっと面白いエンタメ的な利用もしてほしいな。「衛星画像でウォーリーを探せ!」みたいな世界同時参加イベント、やってみたら面白いと思わない?
あんのでした。